カラーライトセラピーとは
カラーライトセラピーには、2つの側面があります。
ひとつは「療法」としての側面、もうひとつは生活に輝きを添える「知恵」としての側面です。
《心身のバランスを適正化する心理療法としてのカラーライト》
カラーライトセラピーとは。
適度に太陽の光を浴びることが健やかでいられる基本にあるとよく言われています。なぜなら、私たちの生体リズムが太陽の光のリズムによって導かれているからです。
ライトセラピーは、欧米、特に北欧やカナダなど1年を通して陽光を十分に浴びることが難しい地域で発達してきました。
でも、それは、一部地域だけに求められたことではなくなってきています。
生活スタイルの変化によって昼夜が逆転してしまった人や、人工光を長時間浴び続けなければならない人が多くなった現代、心身にストレスを蓄積させてしまう人工光の影響が表面化してきているのです。
そして、そのストレスが生体リズムを崩し、疲労感、倦怠感、集中力や注意力・活力の低下、その先に症状の発症など、様々な障害を訴える人が急増しているのです。
現代社会のそうした暗部に文字通り光をさしてくれるメソッドとしてライトセラピーが急速に普及しているのです。
一方、色とはなんでしょう。実は、“光“と“色“は同じものであることをご存知でしょうか。
自然光源である太陽光からは、色は知覚できません。でも、プリズムによる分光によって奇麗な虹(スペクトル)が浮かび上がったことをご記憶の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
物質は、その組成の違いによって反射する光が異なります。その反射光の違いが特定の色となって可視となり物質色をつくりだしています。
そして、光が脳を刺激し、生体リズムに影響を与えることと同様に、色は心に大きな作用をもたらします。
赤色に元気を感じ、青色には落ち着きを感じ、緑色には安らぎを感じるという色の印象に納得をされる方も多くいらっしゃるのではいでしょうか。
カラーライトセラピーとは、極力太陽の光に近い光源の光によって生体リズムを適正化し、また、色の持つエネルギーによって、心に心理変化をうながし、“癒し”と“活性” もたらしていくセラピーなのです。
《生活シーンに輝きを添える知恵としてのカラーライト》
暮らしの中に活きる色の魅力。
色、それぞれに心身を癒してくれたり、活性をもたらしてくれるエネルギーがあります。そのエネルギーを目を通して、心に取り込むことで心身に癒しと活性がもたらされます。
そして、そのエネルギーを自分以外の人を想って活かすならば、さらに豊かな暮らしがひらけてきます。
例えば、贈り物をするときに、色の持つ意味を添えて贈ることで、さらに気持ちのこもった贈り物になることでしょう。
例えば、お客様をお迎えするときに、その時間・その空間をどのように演出したいかによってお花や小物など色を楽しむこともできます。
カラーライトセラピーのメソッドは、暮らしを楽しむ手軽で効果的な知恵でもあるのです。
《ビジネスシーンに活力を導く知恵としてのカラーライト》
ビジネスの中に活きる色の魅力。
心身にストレスをためてしまい、自らの生き方に迷いを生じさせてしまった人が多くいます。一方で目的意識を強く持ち、常に頑張っている人も多くいらっしゃいます。
どのようなかたちでも、色の持つエネルギーは、ビジネスシーンで頼りになる武器となります。
例えば、立場や状況に悩み、進むべき方向性を見失ってしまったときに、色のエネルギーは今現在の心に作用して進むべき方向に気付かせてくれたり、進んでいくため勇気や心の支えになってくれます。
例えば、ビジネスシーンで人と対するときに、色の意味やエネルギーを知ることで、その人の言葉や行動を現象化している心模様を知ることができます。つまり、相手の心理状態に即した対処法を知ることにもなります。
色のプロフェッショナルはコミュニケーションの達人ということが言えるのです。
カラーライトセラピーのメソッドは、ビジネスシーンに活力をもたらす効果的な術でもあるのです。